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ベンフィカーマッカビ・ハイファ(ユベントスのCLの予習)

ベンフィカのホームで行われた、マッカビ・ハイファとのCLの試合(マッチデイ1)を見ました。

ベンフィカは現在10試合負けがないようですが(10連勝?)、マッカビ・ハイファもまともに撃ち合って、激しいというか、荒い試合でした。

試合は50分過ぎにベンフィカが左サイドのグリマルドからのクロスをラファが決めたのと、またベンフィカが54分にグリマルドがセカンドボールを回収し、ミドルのゴラッソを決め、2-0で勝利しています。

見どころの多い試合でした。

ですが見とれていても仕方ありません。それぞれのチームとどう戦ったらいいのかなどの視点や、優れているところなどに絞って、これからのユベントスの試合を展望してみました。

 

ベンフィカのサッカー

ベンフィカのサッカーは新しく就任したシュミット監督の戦術がよく浸透しているようでした。強いな、と思ってみていました。

 

ポルトガルのサッカーの傾向なのかはわかりませんが、ベンフィカの選手のボールタッチは多いです。ドリブルもだいぶタッチ数の多いプレーをする。

しかしその中で、3箇所だけダイレクト・プレーを多用する場面がベンフィカにはあります。

まず、サイドラインでボールを受けた時、ダイレクトプレーで回して相手を振り回し、フリーの選手を作ってから前進する局面、前線でのフィニッシュでポストになる選手がするダイレクトプレー、もしくは大きなタッチ、そしてDFラインが相手からプレスに来られた時にそれをかいくぐるためにするダイレクトプレー、この3つの局面では、ダイレクトプレーで相手を外すことを考えているようでした。ユベントスはマークを外されないように注意が必要だと思います。

またユベントスにもこうやってダイレクトで相手を外すプレーをしてほしいな、と思ってみていました。よくセットされ、訓練されているボール回しでした。

 

ベンフィカの中心となるのは2列目、4−2−3ー1の3の部分、20、27、7の選手かな、と思ってみていました。ドリブルを使用する率が高く、キープしてパスを散らしてきます。

この3枚の2列目に、13、61のボランチのコンビがパスをつけてきます。二人のプレーは対照的で、13はパサー、安定してボールを捌いてきます。ここに蓋をするのも、3人の2列目の選手の質を落とすのに必要かとも思いました。61の選手の方は猟犬タイプ、献身的に走ってディフェンスを支えます。パスカット、ボール回収からショートカウンターを狙うことが多かったです。パスカットが味方に転がるようにしている。

二人ともサイドのポイント(ウィング)につけるパスと、中央のポストに当てるパスの選択肢を持っています。Jリーグレベルならボランチを止める、とかできるんでしょうけど、ワールドクラスの選手ですからね、技術に見惚れてましたが、61の選手の方はやや荒いです。

 

プレスとしては背後から人に迫って奪うプレスがあり要注意です。背後を向いている時に、ボールを奪いにくるので注意が必要だと思いました。

ただ各選手とも、ボールを持つ利き足が決まっていて、得意なプレーパターンがある(当たり前ですが)のかなぁ、と思ってみていました。

ユベントスの守備は硬いですけど、どこまで耐えられるのか興味深いです。

 

ベンフィカの守備の穴については、失点は少ないです。ですので良くわかりませんが、守備ボランチの61から奪って背後に出た時に、相手の対応を試してみたいとは思いましたが、これは単なる感想です。

 

ベンフィカ、強かったです、ユベントスのホームででも、勝てるでしょうか…。

 

マッカビ・ハイファのサッカー

ついでにマッカビ・ハイファのサッカーも見ていました。まともにベンフィカとやり合っていました。

 

プレス、ハイプレスをかけて、ショートカウンターから裏抜けを狙うパターンが多い印象でした。自リーグだと、他チームと圧倒的な差があると思うので、別の戦い方をするのでしょうけど。

 

トリックプレーが多く、クイックスタートや、ショートコーナーを多用していました。しっかりした戦術がないと対応が大変だろうな、なかなか洗練されたチームだと思ってみていました。

攻撃の組み立てなどには苦労していましたが、強いチームだと思います。

チャンピオンズ・リーグなんですからね、どのチームも強いはずです。

足元を掬われないといいのですが、ユベントス…。

 

最後の方は、気持ちの方が強く出て、荒いサッカーになっていましたが、なかなかのサッカーをしていたのではないでしょうか(えらそうですいません)。

 

まとめ

最後にまとめとして、ユベントスがベンフィカと当たる時に注目してみる点を挙げておきます。

 

①ベンフィカのサイド、前線、バックラインでのダイレクトのパス回し

②ベンフィカの20、27、7のタッチ数の多いドリブルと13、61の3人への配球

③ベンフィカの隙をついた人に当たるプレス

 

でしょうか。タッチ数が多いプレーが多いので、前線で引っ掛けてショートカウンターとか、やらせてくれないでしょうね。

ベンフィカ、正直、リスペクトして、強いな、とみていました。ユベントスは選手が何人か怪我で抜けるようですが、どこまでできるか、真っ向勝負するのか、楽しみに見たいと思います。

 

がんばってほしいです。