チャンピオンズ・リーグ、昨シーズンのですが、マンチェスター・シティとパリ・サンジェルマンがやった、グループ・リーグの第2戦を見ました。
東京Vと栃木の試合も見ましたが、堅い試合で、いうことはありません。サイドからの攻撃に揺さぶられることがあり、セットしての守りの硬さをどうするのかが今後の課題かとは思いましたが、今のところは、はっきりこう、と付け加えられるものはないようです。
ですので、シティの守備の規律をいくつか分析していくことにしたいと思います。
この試合、PSGはトップにムバッペ、両サイドにネイマール、メッシがいて、なかなか難しそうな試合でした。結果はPSGがシティをクリーンシートに抑えて、得点も2点とり、快勝しています。
PSGは人数をかけて能力のあるDFが後ろを固め、そこからカウンターを出すスタイルでした。ポチェッティーノが監督をしており、レアルや、トットナムが取っていた戦術そのままでした。
シティはこの試合、バックスはこの前のようにCB2人をセンターに置く形ではなく、DFを3枚背後に置いていました。ボールを回すときはボックスの形ではなく3DF−1DHのダイヤの形で回していました。失点が8分と早く、それを取り返すために前にかかった可能性はあるかもしれません。
パリのトップの3人はパス交換を頻繁に繰り返しており、シティは1DHや両サイドの選手がボールホルダーにアタックに行った後、そのリターンパスを動いて狩り(カット)に行く様子がよく見られました。
またメッシ、ネイマールの両翼からのカットインを塞ぐために、サイドに2人のFWがスライド気味に集まって、FW2枚、MF2枚でボックスを作り、なるべく攻め1対守り2で優位を作ってエリアを制圧することを考えてシステムを作っていました。
結果2点カウンターから取られたので、うまく行ったかはわからないのですが、ファーストディフェンスに行った後のリターンの位置をイメージしていること、中盤の斜めからのカットインのために陣形を固めていたことが印象に残りました。
東京Vと栃木との試合では栃木が積極的にプレスをかけてきて、前に進むのに苦労している印象がありました。相手のバックラインにはFW2枚、特に河村選手が圧をかけに走っている様子が伺えましたが、シティのプレスでは、前線もボックスを作って、FW2枚がサイドに寄せて、連携して相手を抑えに行っている様子がこの試合では見えました。ただ、先制されていたので、楽に後ろに引かれていましたが…。
この試合では、大したことは分析できていません。
ボックスを中央にしくDFの仕方というよりは、3バック、もしくは4バックに1DHが前にいる陣形だったこと。このDHはバックパス、リターンを狩るのを狙う場面もあったこと(もちろんファーストディフェンダーとしての役割を果たしていましたが…)、中盤のサイド、前線にFWとMFの4人のボックス、つまり4人の連携ができることがあり、相手を地域で封じ込めることを狙う場面があったこと、くらいですか…。
カウンターでの個人対応、個人技術、しっかり見られておらず、これ以上付け加えられることはありません。
大宮戦、がんばってください。
読んでいただけたのならありがとうございました。