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昨シーズンのマンCの守備について(22年7月4日に書いたもの)

22年7月4日にビデオを見て考えたことです。妄想に耽っています(苦笑)。

 

 最近の東京Vの試合について、ハイライトですこし見てみました。ハイライトに限って言えば、2点気になる点がありました。

 ・前にかかりすぎていること。
 ・空中戦でのミス、サイドからのクロスの対応、ロングフィードへの対応から失点している。

 この2点です。

 実際に東京Vの試合を見てみようか、とも思ったのですが、それは後日に譲って、マンチェスター・シティの試合を見てみることにしました。最近はバルセロナが調子を落としているので、前がかりでの陣形での守備の規律を探すのなら、マンチェスター・シティが最適だろうと思ったからです。

 リバプールはこれまでよく見ていたのですが、カウンター型の攻撃なので、奪いに行く守備については今回は調べないことにしました。

 シティの守備を見ていて感じたこと。

 サンプルはCLのグループ・リーグ、マッチ1、対ライプツィヒ戦、前半をサンプルにとっています。

 システム的に言えば、5人の攻撃で攻め切っているのが印象的でした。守備では相手の1トップに対し2人のDF(CB)がついて、アタックに行く選手と、カバーする選手の縦関係を作って、ポストのあとのカバーを徹底していました。

 2FWになったら、多分3枚になって、2人がFWを見てもう1人は背後をカバーするのだと思います。中盤にはこの試合では必ず3枚のフィルターの選手がいてボールを絡め取っていました。よほどのことがない限り、攻撃には参加しない、というか正確にはこの3人はローテーション的に、味方と連携・ポジションチェンジして前線には攻め込んでいました。瞬間的に攻め込んでは引いたり攻めたりで、背後には3枚は人数を残しておく。

 クローズ気味に守っているのかとも思いましたが、2−3−3ー2のような感じの守りで、特に前線の5人のプレス圧力が強く、ライプツィヒはなかなか前に進めないようでした。

 他にもシティはオフサイドを多用して相手のFWを前に行かせない守備も見せていました。

 個人戦術についても調べてみました。当たり前のことかもしれませんが書いてみます。

 カウンターでは中盤のフィールドでは前に立って、なるべく斜めのコースを走らせることを意識していました。なるべく走る距離を長くさせて時間を稼ぐことが目的だったのかもしれません。

 個人戦術で目立ったのは2点、ヘッドのうまさと、危機探知能力です。

 ヘッドのうまさ、というのは、ヘッドの落下点に入って前に飛ばす能力になります。アケという選手がいるのですが、前にスプリントして前方に弾く力も素晴らしいのですが、戻りながら、バックステップを踏みながらでもボールにアプローチして前に飛ばしていたので驚きました。後方に走りながら前に飛ばすのは体の構造上難しいだろうな、と思ったからです。

 またアケはクロスの入ってくるコースに入って、うまく上方に足で弾いて、クロスを防ぐ場面も見られました。

 これらの能力を発揮できるのも、「無駄走り」というものがないからではないでしょうか。相手のクロスと、相手の選手の間の危険なポイントを察知して、そこへ、最短距離を通ってたどり着ける。カーブを描くようにして走っていくのではなく、真っ直ぐに直線的な走りをしていたので、ポイントの予測、ここでなら自分は相手のボールを処理できる、という能力が高いんだろうな、と思いました。

 東京Vに引きつけて考えるなら、バックステップを踏みながら、つまり背走させられながら、いかにして空中にあるボールを処理するか、能力を磨く必要があるのではないか、これが1点。

 もう1点としては、攻撃でも、守備の時も、特にカウンター対応の時にですが、組織だった走りができているのか、無駄な走りがないか、攻撃でも体力を削る走り方をしていないか検証が必要ではないか、ということです。

 オシムさんの話では、走るサッカーを、という話があり、またリバプールのクロップも走ったほうがいい、とは言っていますが、シティは無駄を省くサッカーをしていたので、考えてみる価値はあるのではないかと思います。

 とりあえず、今日はこれだけ問題点を上げておきます。

 ありがとうございました。