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東京V-清水(2025•2•16、国立)後半の感想

正直、今回は迷いました。これ、そのまま書いてもいいのかと。思い切ったこと書いているので。でも素人考えですからね、あまり影響はないでしょう。また箇条書きで書きます。

 

・清水のとってきた作戦は、木村選手、森田選手封じだったのではないかと。それぞれ4人のマークをつけ、中にいる時は徹底して囲み、自由に動かさせませんでした。

 

具体的には清水のブエノ選手でしたっけ、と、宇野選手の2人のDHが中盤を動き回って、最終ラインとで木村選手を、中盤の協力で森田選手を、それぞれ囲い込んでしまい、自由を奪っていました。

 

「キーパス」と呼ばれるものがありますが、決定機に繋がるパスや、これまでの試合で決定機につながるポイントになるプレー、チームの核になるプレーをしていたのが、木村選手と森田選手だったのではないかと。そのため、この2人のプレーを抑えるために、清水は4人で箱(ボックス)を作り、囲い込む作戦をとったように感じました。

 

逆方向から言えば、こちらも相手のキーパスを出していた選手、ブエノ選手にタイトなマークをつけ、相手のパスの循環を阻害すべきだった。プレスはバックラインに多く行っていて、かなり中盤を自由にさせていたのですが、中盤の鍵を押さえるべきだったのではないかと思います。これは清水の戦い方なので、一人だけマンマークをキープレーヤーにつける方法、乾選手と、ブエノ選手にマークをきつくする方法もあるかもしれませんが、それぞれでしょう。

 

問題は、木村選手、森田選手とも課題を乗り越えなければいけないということ。

 

木村選手について言えば、足元で、サイドでボールを受け、そのあと動きを封じられていました。福田選手がかなりいい裏抜けのポジションを取って、スペースへの位置をとっていたのですが、他の選手には見えていなかったようです。

 

ただチームではなく、木村選手の課題とするならば、右サイドにいたのならば大きく横を走って、右から左へ動いてからスペースへ受ける動き、左から右へ動いてからスペースへ受ける動きを身につけること。要するに、ポストプレーヤーではなく、ウィングとして動くことを学んではどうかとも思いました。また縦のパスを背後へスルーしてラインの後ろのエリアへ抜けたり、スペースへのパスをDFと競走することもありかとは思いました。

 

東京ヴェルディのFWの動きはシステマティックで、ポストならポスト、ウィングならウィングと決まっているので、両方の選択肢を使えるようにして、木村選手も、また染野選手も、山見選手のようなウィングのプレーもさせてあげてはと思いました。これで前線にポイントができるでしょう、これが一つ。

 

森田選手はリズムを出すパス、繋ぎのパスにこだわっていて、サイドチェンジ、前線のスペースへのアバウトなパスがなかったです。パス成功率が、通常ならかなり高い選手なんでしょうが、場面によってはスペースへ出すパス、浮き球のパスであったり、スルーパスであったり、前線に繋がるパス、捨てパスというとあんまり良くないんでしょうが、チャレンジするパスを選択肢に増やした方がいいと思いました。まだ攻撃で持ち上がるドリブルも混ぜた方がいいかもしれない。

 

技術力としては森田選手の方が高いのかもしれませんが、実戦での破壊力というか、怖いパスを出すのは、斎藤選手とか、翁長選手とか、平川選手も完成度高かったですね、そういう選手なので、森田選手が一つレベルを上げないと、東京ヴェルディは野心的な目標には届かないかもしれないと思いました。

 

木村選手も、森田選手もキープする場面が多いので、ワンツー、ダイレクトなどを織り交ぜることもいるかとも思いました。

 

 

・チーム全体としては後半も途中まで、中盤が苦しい戦いを強いられていました。

 

守備では相手の鍵になるパサーを封じられていなかったこと、攻撃ではアンカーの森田選手を封じられていたことが原因だと思いますが、相手のキーマンへのパスコースを切ったり、マークをしっかりした方がいいのでしょうか。中盤に平川選手が入ることにより後ろの重心が変わってバランスが変わり、翁長選手が入って、決定的にパス回しが変わって、後ろを5人で回すようになって、両サイドの攻撃のパス回し、また反対サイドのアイソレーションの攻撃も有効に使えるようになりました。このため、80分以降は攻撃が活性化しましたが、やはり森田選手のパスをカットされ、ピンチになることが何回かありました。森田選手からのパス、森田選手へのパスがカットされるシーン、51分にカットされたプレー、94分にカットされたプレーなどは典型ではないでしょうか。

 

どうパス回しが変化したかはあまり触れませんが、森田選手のレベルアップに加え、システム変更でも、このチームは変われると思いました。

 

・清水の守りは中央重視で真ん中が固かったです。そのためサイドに隙ができることがありました。新井選手のドリブルは有効でした。切れ味抜群、あとは得点に繋がるよう、プレーを磨いてほしいです。

 

・中盤と、中盤から後ろのパス回しには、アイディアがいると思いました。工夫はあって、徐々に良くなっていたので、監督が考えられていると思います。最後はかなり良かったです。

 

まとめます。

 

単純に言えば、木村選手、森田選手の奮起を期待したい、ということですが、チームとして3−1−5のシステムではなく、1のアンカーのところやサイドにゲームメーカーを置いてつなぎに工夫をするようなことをすれば、また試合展開は変わってくると思います。

 

選手としては福田選手の裏抜けのポジションの良さ、平川選手のゲームメーク力、新井選手のドリブルの成長が目立ちました。ディフェンス陣の頑張りも目立ったと思います。

 

今日はここまでです。参考になれば。

 

追記:真剣に書いていますが、素人考えです。