東京Vを応援しています ー戦術・経営・移籍などー

東京Vとユベントスを応援しています、ほかのJリーグ、海外サッカーについても書く予定です

自分へ

10ヶ月後の自分へ

 

竹には節があるだろ。「節目」という。あれは竹が強くなるためにあるそうだ。

 

竹はスクスクと育つが、一定程度伸びると、成長は止まり、「節目」というものを形成するそうだ。竹というものが強いのは、節があるからだという。竹というものは、成長が止まり、踊り場に差し掛かって休憩してから、また伸びていくものだそうだ。

 

東京ヴェルディは、「節目」に入ったのだろうか?成長が滞り、一旦、休憩をいれ、踊り場に差しかかったのだろうか。

 

今日、2月16日、2025年のJリーグが開幕したよ。もう君のいる、10ヶ月後には結果はわかっているだろ?僕は、その結果がどのようなものであろうと、それを受け入れようと思っている。

 

良い結果が出ているのか、悪い結果が出ているのか、わからない。ともかく、城福監督の体制になって4年目になり、成績は上昇を続けてきたが、昨年6位になったチームが、どのような軌跡を描いてくれるのか、わからないでいる。

 

もしいい結果が出ているのなら、君は心配するな、大丈夫だ、というだろう。悪い結果が出ているのなら、お前の力が足りなかったんだ、そう責めるかもしれない。

 

ともかく、今日の試合、開幕戦は、清水に負けたよ。正直、落ち込んでいる。去年の残像が残っていたからね。前半の綱島選手のシュートが決まっていれば、前半の清水の得点がオフサイドになれば、でも、結果は出てしまった。

 

ここから、沈んでいくのか?ここから、奮起し上昇するか?ここから、あたり触らずの結果で試合が続くのか?今はわからない、結果を知っている君を羨ましく思う、どちらにせよ、気持ちの整理が済んだ頃だろうから。

 

でも、気持ちが激しく揺れるであろう、これからの10ヶ月間を、大事にしたいと思うんだ。それが「節目」の、苦しいシーズンになるか、歓喜の、希望に満ちたシーズンになるかはわからないけれど。

 

君の好きな宮沢賢治の「雨にも負けず」の詩のように、時にはオロオロと動揺し、時に「あのデクノボー」と呼ばれることもあるかもしれない。チームの成績をどうすることもできないかもしれない。そういう過程を、この10ヶ月で味わうかもしれない。

 

でもそれでも、応援しようとする自分の姿勢だけはコントロールできる。顔をあげて、自分の気持ちは、前を向こう。応援しよう、褒めよう、讃えよう。そして感謝しよう、戦ってくれている、選手たちに。

 

今は、そんな気持ちでいる。