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ユベントスは5−3−2を使いこなせるか?

CL・ベンフィカ戦の後半を見ました。

酷い出来だったとは言われますが、前にも書きましたが、ミリクのミドル、ケーンのポストに当たったシュート、ヴラホビッチのオフサイドになったシュート、ブレーメルのシュートなどが惜しかったと思います。

ベンフィカとも戦えると思います。

 

ただ根本的なところで気になることがありました。

 

可変して5バックになるシステム、引いた5−3−2は機能しているのか?という点です。ベンフィカ戦でも5バックは使われたようですが2失点、どこに問題がないか探ってみました。

 

3列目への守備

5−3−2で一番気になったのは、相手の3列目への守備をどうするかでした。より具体的にいうと、5バックと3MFで作ったブロックの外側でボールを回された場合に、2FWが戻ってくる以外に今の守備の仕方では対策がないのではないか、ということです。

 

低く構え5バックを作ります。相手がロングボールを蹴ってきて、跳ね返した時、DHもしくはMFを超えて、クリアが全て相手3列目のDHに飛んでいき、セカンドボールを回収されていました。

ベンフィカはこのクリアをヘッドですぐさま味方のFW、MFにつけて、再攻撃を仕掛けていました。失点は、ロングボールのクリアをベンフィカのDH、つまり3列目が拾ってMFに渡したところから始まり、そこから後手を踏んで、1回、2回、3回までクリアを拾われたシュートがゴールになりました。

 

ユベントスの守備は硬いです。しかしクリアをあれだけ拾われてしまうと、滅多撃ちされ、守備が崩されてしまう。

 

引く守備と5バック自体は悪くないですが、5バックの前のMFとFW、合計5枚の構成と機動力を整理しておかないと、守備固めがかえって相手のサンドバックになってしまいます。

特にヘッドでのクリアを相手DHに奪われ相手ボールにされることが多いので、ヘッドでクリアしたボールをどうユベントスボールにするかを考えておいた方がいい。

 

具体的には、中盤を3MFの並びにし、DFライン近くで5+3のような守りをして、前線の離れた場所には2FWを置いて、MFとFWの間が間伸びするのなら、攻守が入れ替わった瞬間に、機動的にスライドしたり、集散するようにしてボールのあるところに低い位置から一気にスプリントした方がいいと思います。

また相手の陣形によって中盤を2DH−2MF?・ウィング?−1FWとか、2MF−3FWのような形とか、1アンカー+3MF+1FWとか構造を立体的にして、ともかく後ろにベタ引きしていてはボールを相手に回収されて再攻撃されてしまうので、何層かに構造を縦に作って、収縮するときは収縮する、前に出るときは前に出る、また左か右の一方のサイドによるようにして、相手に圧をかけ、ボール回収を図るべきだと思います。

 

クリアボールを相手に渡さないこと、ボールを拾った相手のMFにプレッシャーをかけ、奪うことが必要だと思います。

そしてそこからカウンターを撃つことです。

 

攻撃での中央の偏重

攻撃に移った時の話をします。

5−3−2において、前の2FWも、中盤の3MFも真ん中を守ります。ということは、攻撃時に両サイドの配置が必然的に少なくなる、ということが考えられます。

 

左右のサイドを持ち上がるのが難しくなり、中央を強引に持ち上がる方法しかなければ、そこにブロックを作られて、攻撃が機能しなくなります。

 

ベンフィカ戦では、ベンフィカのユニットにサイドで囲まれた選手が数的不利を作られ、手詰まりになる様子が散見しました。ファウルをとってFKにつないでいましたが、手薄な5レーンの大外のレーンをどう攻め上がるか、中央とどう使うか、前回書いたように、この時点では課題だったようです。

 

5バックを使用するのはいいのですが、低い位置からでは攻撃の出足が鈍いです、守りにバランスがあり、攻撃のサポートが足りません。カウンターが必要です。

前に出て相手のボールホルダーにプレッシャーをかけるべきだし、そこからカットした後は押し上げて、サポートを増やすべきだと思います。

 

まとめ

まとめます。

 

・5−3−2にする場合、守りに専念すると、相手の3列目を自由にし、相手の攻撃を受け続けることになる。中盤の構成を考え、相手3列目からボールを確保すべきである。

 

・リードして重心を低くしても、スライド、サイドへの寄せ、クリアボールへのスプリントを行い、ボールをマイボールにして、カウンターを撃ち続けるべきである。低い位置で守っていても、攻める意識は失うべきではない。

 

・相手の3列目にプレッシャーをかけ、カウンターを発動する方法を研究するべきである、相手に自由にゲームメークさせるべきでない。

相手ゲームメーカーをどう封じるか、ボランチの抑え方を考えるべきである。

 

・攻撃ではWBの位置が低く、中央は持ち上がるのに苦労していた。

大外のレーンの持ち上がり、中央での攻撃の構成の研究が必要である。

 

以上です。

 

これらは5−3−2、もしくは5−2−3を使ったときの、守りにギアが入った時の考え方で、陣形を変え、中盤でポゼッションする手段もあります。

監督が自在に扱われるでしょう、良いチームが出来上がってくることを期待しています。