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東京V-山形(バックアップの力)

台風は温帯低気圧に変わったということですが、激しい雨の降る試合になりました。

もの凄い雨と、雷も鳴っていたようです。

 

試合が始まる前までは小雨だったそうですが、始まるともの凄い雨に変わりました。

ピッチ上に水溜りがたくさんでき、ボールが転がらなくなりました。

ボールが止まってしまうので、中断するまでは神経を使う場面が多かったと思います。谷口選手、そしてボニ選手の二人で最後のところ弾き返していましたけれど、ここで点を取られていれば、また違う展開だったかもしれません。

 

20分を過ぎたところで、主審の判断だったのでしょうか、雷雨のため中断になりました。

16時25分頃に中断し、17時50分に再開しました。

山形はアウェーだったので、中断の間、不便もあったかもしれません、東京Vにはプラスに出たのでしょうか。

 

それにしてもよく中止にならなかったものです。スタッフさん、また運営にあたってくださったスタジアムの管理者の方達には頭が下がります、感謝、感謝です。

後で水が引いたり、ハーフタイムにピッチの整備にだいぶ走り回ってくださったようですが、ファインプレーだったと思います。再試合になったら、お金もかかるし、選手やチームにも負担がかかりますからね。観客の方は大変だったでしょうが…。

雨も良く止んでくれた、雨雲レーダーでは、東京都が真っ赤っかでしたけど、後半からは晴れたみたいです。

 

17時50分に再開してからは、ややヴェルディが有利に試合を進めました。

梶川選手のミドルシュートフリーキックなどで押し込む場面も見られました。

微妙な工夫でしたが、山形がグラウンダーのパスを繋いでいたのに対し、東京Vは少しチップさせて、浮かせたパスをバウンドさせていたみたいです。その辺も、差になったのかも知れません。

 

ただボールが前半はまだ転がらず、長いボールの蹴り合いになる場面もありました。

奈良輪選手が、ロングボールをよく弾き返す場面が見られました。

 

前半とおしてのスタッツをDAZNが見せてくれていましたが、パス数が同じ、ということとでした。

しかし東京Vがバスケスバイロン選手が戻ってきたことによって、左右で試合を作れていたのに対し、山形は東京Vの右サイドに攻撃を集中させているというスタッツが残っていました。それほどに感じなかったのかも知れませんが、前半の中断するまでは山形は右サイドを徹底してついていたようです。

パスの本数では、山形がボランチ二人が飛び抜けてパスを捌いていたのに対し、東京Vの方はパス数はバラけていました。対照的だな、と思ってみていました。特定のポジションに頼らないチームになってきているのかも知れません。

 

後半はピッチコンディションも回復し、白熱した試合になりました。

山形はまた同じように東京Vの右サイドを狙ってきましたが、東京Vは縦パスをとにかく前につける、前につける、ということを意識するチームに変貌してきていました。

 

そんな中、ボニ選手のヘッドが決まります。コーナーの後のプレーでした。大きな得点でした。

 

山形はこれをみて、選手を入れ替えてきます。

まず9、20のブラジル人ですか?、を入れてきて、この二人がかなり上手かったです。

また67分から入った10、41の二人の選手がかなり速いドリブルを持っていて、見事な攻めを見せていました。

10番の選手の突破に稲見選手が足のつま先で見事なカットを見せていましたけど、あれは上手かった、試合を左右するいいプレーだったと思います。

またオフサイド崩れのような感じで、山形の9番の選手が抜け出してきて、20番にボールが渡る場面がありましたが、ここは深澤選手が足に当ててクリアしました。これこそビッグプレーでした。

稲見選手も、深澤選手もいいプレーをするな、とみていました。

佐藤凌我選手にも決定機がきましたが、ちょっと今日は佐藤選手の日ではなかったかもしれません。

 

山形はパス交換やクロスのスピードなども、後半の方が上がってきました。8番の選手なども上手かった。

ですが、交代選手も含めて粘って、東京V1−0山形で試合は終了しました。

 

阪野選手の最後、ロングボールをマイボールにしたシーンがありましたが、あれは大きかったと思います。山形は波状攻撃に入っていたので、ポストで加藤蓮選手につなげたのは大きなプレーだったと思います(DFの前でちょっかい出したのは、良くないな、とは思いましたが…)。

 

試合終了後、石浦選手と、長澤選手の姿をカメラが抜いていましたが、二人とも複雑そうでした。次の試合こそはがんばってほしい。

長時間アップし、試合に備え、待っていたわけです。大変だったと思います。

ですが、そういうバックアップメンバーの力があって、スタメンや選手にも危機感が出るし、力が湧くのだと思います。二人とも良くがんばった、そう言っときたいです。

 

チームというのはバックアップや、練習場のメンバーを含めてチームなのであって、それらのバックアップがなければ勝てません。ローテーションして出場した時には、大暴れしてほしいものです。

今日はバスケスバイロン選手がいい仕事をしていたので、石浦選手にも、同じか、上回るような、ただし、自分らしいプレーを見せてもらえたらな、と思います。

 

長くなりましたが、とにかく、ホームでの勝利、東京V、おめでとうございました。みんなの笑顔が見れて、嬉しかったです。

また次、残り試合もわずかになってきましたが、がんばりましょう。