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東京Vとユベントスを応援しています、ほかのJリーグ、海外サッカーについても書く予定です

遠征する人、凄いな(フットボール随想 ’22.9.21)

いつもサッカーという競技になぜこれほどの魅力があるのかわからなくなることがある。

 

「遠征」というものがある。チームの試合を追いかけて、遠方まで旅行にでかけ、試合を見てくるという応援だ。

欧州のクラブのサポーターになると、飛行機に乗って、ビザになるのかな?、パスポートになるのかな?、準備して、弾丸で応援に行ってくる猛者がいる。

凄いと思う。

 

自分はおっさんなので、ジョホールバルの試合をTV で見た世代だが、それ以前のJリーグのことや、日本代表のことはうっすらとしか知らない。ドーハの悲劇の頃はまだサッカーがこれほどまでの規模のビジネスや、放送になっていくなんて知らなくて。全く見ていなかった。

 

だがジョホールバルの頃から、アジア各国を旅行している日本代表を応援するサポーターというのが注目され、休日は海外旅行して、日本代表を追っている、という記事をちらほら見るようになった。

人生をある部分サッカーにつぎ込む、ということだから、その情熱には頭が下がる。

 

日本代表だけではない、Jリーグ各チームに存在するサポーター、そして彼らの繰り広げる応援と遠征も素晴らしいものがあると思う。特にコール・リーダー、旗、太鼓などを駆使して応援を繰り広げる人たちには頭が下がる。

 

彼らがいなければ、どれだけ試合の迫力が下がるか、味気がなくなるか。彼らは立派な12番目の戦士なのだ。

 

ライターさんの移動、宿泊しての取材活動にも頭が下がるけれど、いろんな人が関わって、Jリーグというのは成り立っているのだと思う。

僕も西は熊本のえがおスタジアム?とか大分のビックアイ?、東は旧国立などにも見に行ったことがあるけれど、本当に情熱のある人ほどの遠征はしなかった。2000年前半の頃のことだ。学生だったのと、時間とお金に余裕があったからできたことで、稼ぎや体力をこういうスペクタクル?、一瞬の芸術に費やす情熱を、今は持っているとは言えないと思う。

PCの前で、念を送るだけの応援でも許してほしいけど、どうなのだろうか?

 

人生は過ぎていく。

一瞬のように輝いて、光は散っていく。花火みたいだ。

選手の見せてくれるプレー、一つ、一つを、「全力でない」、「闘志に欠ける」という人もまれに見かけれるけれど、「生きる」という「ひたむきさ」っていうの?(うぁ、カッコ悪いこと言ってる?)、選手のそのプレー以前に積み重ねてきた修練というか、努力というか、人生を考えると、一つ一つのプレーが美しく見えるし、人の心に響くものがあると思う。

それが例えJ2であっても、12位?、13位?、14位?のプレーでもだ。

 

もちろん、いい加減なこと、これまでと逆のこと言うけど、差はあるかもしれない。

努力、姿勢、選手の個性、技術、監督の采配、違うかもしれない。

でも僕は、なるべく否定せず、肯定したいと思っている。

そして一つ一つ、信じれられない瞬間を目撃することが、時にある、出会う。

そういうものを見に、遠征する人は、雨の中を、酷暑の中を、雪の中をすら、でかけていくのじゃないかとも思う。

 

自分に情熱があるのかはわからない。

今の一瞬を、全てサッカーに費やせているのかわからないし、自分の限界の枠に留まっているのはわかるけど。

遠征する人、今回は水戸だからすぐ近くだけど、雨が降って引き返したり、場所わかんなくって迷ったり、チケットを取るにも手間がかかるし、電車代、レプリカの費用…、様々なものを賭けて…。

 

ん、俺は、一体何が言いたいんだ。まとまってねえぞ。

 

ともかく、自分には海江田さんみたいなかっこいい文章は書けないんだから、こうだけ言っとこう。

 

美しいよ、監督も、コーチも、選手も、スタッフも、社員さんも、そしてサポーター、遠征する人も、みんな美しい。

そして自分みたいな、「こたつ」?、「テレビ」?、サポーターも、それに混ぜてもらえれば嬉しいかな。

 

今日の試合はJリーグでは水戸ー東京Vだけなんじゃないかな。

 

いい試合になることを、期待している。