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町田ー東京V(一つの仮説)

雨の中の試合でした。

前半は豪雨と言っても良かったのではないでしょうか、監督、コーチ、選手をはじめ、スタッフ、社員さん、サポーターの勇者の皆さんも、お疲れ様でした。

 

町田のシステムは4バックか、3バックかわからなかったのですが、前半は4バック、後半は途中から高橋選手が入って3バックになっていました。

 

前半に町田の長谷川選手を東京Vの稲見選手がスパイクしたように見えたのですが、違ったようです。一方で、町田の中島選手のマテウス選手へのチャージ(これもスパイクが入ったように見えました)もカードなし、すぐ交代になっていましたけど。

審判の判断か、微妙な判定も多かったですが、雨で視界が悪かったのもあったのでしょう。やむを得ないと思います。

 

試合は開始早々に動き、染野選手のポストプレーから佐藤凌我選手に渡ったんですが雨の地面で空振り、流れたところを深澤選手が冷静に決めてヴェルディが先制しました。

 

しかし12分くらいだったと思います。町田の長谷川選手が粘って残したボールを誰かがニアでフリック、そこに中島選手が飛び込んで同点になりました。

セットされたプレーだったと思います。

 

その後は町田の守備が固く、その周りをヴェルディが回させられる展開、雨が激しくなり、難しい展開だったと思います。

相手が引き気味だったのでヴェルディが攻める場面が多かったですが、町田のカウンターが鋭く、危ない場面も多々ありました。

石浦選手の個人技で打開する場面もあったのですが、最後ミートせず、グランドが難しい感じだったのと、選手たちの疲労の色が気になりました。

ですが町田のカウンターをなんとか交わして、前半はかつかつで終了しました。

 

後半は3バックにして前のバックラインへのプレスを町田は強めてきました。その分、ヴェルディもカウンターを発動できる回数が増えます。

互いに攻め合う展開の中で、早い段階、CKで町田に失点、小池選手がマークに行きましたが、間に合いませんでした。

町田はまたこれで後ろに重心を引き、カウンターを狙いに行きます。

そんな中、森田選手が華麗な個人技から抜け出したのですが…、最後触った奈良輪選手がオフサイドでゴール取り消し、残念なプレーでした。

以後、交代が続きました。

河村選手は右でアクセントとなり、GKとDFの間や、ニアポストを狙ったクロスを上げ続けていましたが、ターゲットにはなかなか合わないようでした。

そのような一進一退を繰り広げるうちに試合はロスタイムに。表示は6分。ジリジリと時間が過ぎます。

しかし最後95分くらい。セットプレーから上げたボールがンドカ選手へ、それを折り返したボールが相手の手に当たってPKとなりました。

これを阪野選手が沈めてゴール、2−2の同点で試合は終わりました。

 

二つ、気になることがありました。

1.なぜ堀体制の時の4−3−3を変えたのか?

2.なぜアクチュアル・プレータイムを増やすのか?

 

1はなぜこれまでうまくいっていたのを変えたのか?2は選手が疲労しているのになぜプレータイムを増やすのか?連戦なのに、なぜわざわざ疲れるようなことをするのかがわからなかったわけです。

 

仮説を立てました。

 

「城福監督は観察し、試しているのではないか?」

 

最近のトレンドは可変システムです。また一つのシステムに頼った闘い方は、失速しやすい、そう言われます。4−3−3もあるけれど、4−4−2もできる、色々なシステムを使えるように、選手たちに教えているのではないか、というのが1の答えです。

もしこのようなシステムで戦わなければならなくなった時、というか現実的に選手の構成上このようなシステムでないと戦えないわけですけど、「突破口を見つけられなければ負けるだけ」ということです。

そこを選手たちで工夫してほしい、そう考えられているのではないか、というのが1の問いに対する仮説です。

 

2のアクチュアル・プレータイムについては、生の試合で、なるべく多くの選手に試合を絡ませたい、経験をさせたい、という観察と、経験の問題があるのではないかと思います。アクチュアルタイムが増えるほど、疲労が増える、その時の各選手の疲労への対応方法、プレーの選択なども見ておられるのかもしれません。

我々は練習を見ることができません。そこで納得がいかない、そういう態度を見せる選手がいないか、考えてプレーしていない選手はいないか、そういう部分を見ておられるのではないでしょうか。

 

これは自分の仮説で、さし出ることではないかもしれません。ただ選手たちが、選別される局面に入っているかもしれないので、老婆心ながら(本当はこっそりやりたいんでしょうが)、7連戦、必死に戦っている選手に伝えておきたいです。

 

疲労は目に見えるくらいで、みんな疲れていると思います。

ローテーションし、みんなで戦ってほしい。気持ちの問題、姿勢の問題、あるでしょう。

ですが、僕はこのチームを信じたいと思っています。

 

町田戦、お疲れ様でした。

みんな、よくがんばった。