シティの守備の研究を続けています。今回はシティとクラブ・ブルージュ(ホーム)の試合、昨年のCLのグループ・リーグ、第3試合をサンプルにとっています。
前半のみ見ています。
前半はシティのCB2枚がよく相手FWに対応していました。
最終ラインはフラットなラインが横に4枚揃って守るのが基本でしたが、場合によっては、そこから一人が前に飛び出してボールホルダーにアタックにいき、DHと連携をとったりする。他の選手は少し後ろに引いてパスコースを切るのも一つの最終ラインの守りの方法として作られているようでした。
前回は3DF−1DHでバックパスなどをカットする方法、ボックスを中盤に作ってPSGのメッシ、ネイマールのカットインを塞ぐ方法を書きましたが、今回はカンセロ、ウォーカー(この試合、まだ出場していました)が加わって4枚のDFのラインを作り、そのうち1名、2名が前に出て、後ろが3枚や2枚になって守る方法を使っているようでした。
中盤でも4枚のMFが守りを作っていたのですが、一人が一列上がってそれぞれ3枚でのFWのライン、MFのライン、二つの3−3になったり、ワントップと3枚の背後MFになったり(DH2枚)、自由に各横のラインから飛び出して前に守備に行き、ラインはラインで横である程度連携して前後へ動いてスペースを埋めているのが印象的でした。
CBの2枚が守備の要になっているのは確かで、その前のロドリですか、アンカーもよく相手の守備に早く詰めている。両翼は少し高めに位置をとって、早く前に出ていく守備を使い、その背後をCBなり、中盤なりがカバーすることになっているようでした。
早めに、前で止める、というのが基本的な考え方なのでしょうか。
スペースを埋めることを目的としてそのような連携をとっているのか、それともボールホルダーを封じにそのような動きをとっているのか、それとも、両方なのか…。
どちらとも言えるかもしれませんが、ラインの動き、これは当たり前の動きですね…、参考までに記しておきます。