東京Vのユース、ジュニアユースとも今年は上位につけているようですね。来週には昌平高校との上位対決がプリンスリーグではあり、がんばってほしいところです。
ヴェルディには伝統があり、読売クラブからの、僕のような新参者がとやかく言えるようなチームではないのですが、その分重みがあり、選手たちもエンブレムの重みを背負って戦っているのではないかと思います。トップでも、ユース出身の選手たちががんばっていると思います。
ただ、最近は移籍、特に夏の移籍が目立つようになり、今年も新井選手、山本選手の移籍がありました。移籍した選手は代表級まで上り詰めることが多く、期待したい反面、寂しさも入り混じります。今シーズン後にも移籍があるかもしれませんね、昇格は難しくなっているので、諦めてはいますが、一抹の寂しさを感じます。
現在はJリーグ自体がトップリーグではなく、育成のリーグに近くなっている気がします。セルティックや、ポルトガル、ドイツ、フランスなどの中堅、2部のリーグなどに選手が移籍し、そこからステップアップしていくスタイルが目立つようになっています。
本田圭佑選手などがステップアップを果たしていますし、外国籍選手ならアモローゾ選手、フッキ選手などが名前が上がり、このJリーグで試合をすることが、選手たちにとって貴重な経験になるのだな、と思います。
現在のJリーグにはスペインと提携をしているからか、育成型の監督が何名か海外から入ってきてこられており、広島のスキッぺ監督はギリシャ代表の監督でしたし(ドルトムントのユースの監督歴などあり)、鹿島を解任されたレネ・バイラー監督などはベルギーのアンデルレヒトで優勝経験(最優秀監督も受賞、スイスのグラスホッパーなどで育成経験あり)があって、いい監督が何人も入ってこられています。浦和のリカルド監督、札幌のミシャ監督などもいい監督ですね。
J2でもポヤトス監督はわずかとはいえパナシナイコスの監督や有名クラブのユースを率いており、琉球のナチョ監督なども経歴は凄いようです。
海外からのエッセンスを取り入れて、教えてもらう選手も、相手となる選手も成長する。長崎のカリーレ監督も経歴は凄いようで、こういうレベルの指導者が入ってきていることは、jリーグのレベルを引き上げ、海外とのつながりを作る上で大事なことだ思います。
まあ監督には結果と育成・強化が求められ、モチベータータイプで、集めた選手の能力を高める監督、選手を育て、強くする監督など様々ですが、いろんな監督が日本に来て育成や移籍が活発になることが望ましいのだと思います。
その中で、東京Vもホワイト監督を招聘したわけですが半年で退任、永井監督は異色の監督でしたが騒動で辞任、堀監督から城福監督まで、これからというところかもしれません。
ユースから即で選手が上がってくる、というのはJリーグではよくあり、チームに置いて育てるか、J2ならJ3、JFLなどへレンタルして選手を試合に出して育成する流れが、あるようですが、どのような監督に出会うか、どのようにチームで使ってもらうか、監督の匙加減一つで、難しいだろうな、と思います。
プロである限り、人生をサッカーに賭けている訳ですから、それだけの覚悟を見せてほしい、そうサポーターや、僕のようなライトサポも思う訳なのかもしれませんが、選手の成長、技術向上、難しいものがあるのかもしれません。
東京ヴェルディでは、一旦、大学へ武者修行のような形で出て、ステップアップしてから帰ってくる選手も多いですが、それも最近の育成の親心なのでしょうか。
クラブにおいては、サブコーチの役割、監督を支えるコーチの役割が高まっており、小倉コーチ、長島コーチ、保坂コーチなどの丁寧な指導が、選手の技術を高める面もあるのだろうな、と思います。
戦術を考えるコーチまで、ヴェルディにはおられたようで(坪井コーチ?、鹿島に移籍されましたが)、さまざまなコーチが連携してチームを作り上げるのが大事なのだな、と感じました。
移籍(ないに越したことはありませんが)のあと、イン、育成がうまくいくよう、コーチ、スタッフの手厚い保護を願いたいと思います。スカウトの方とか、情報の収集も大事ですが。
東京ヴェルディが強くなってほしいです。監督を筆頭に、コーチ、スタッフ、選手のがんばりに感謝します。社員の方々にも。がんばってほしいです。